Windows 8.1は、Windows 8で初となるメジャーアップグレードです。パフォーマンスの向上に加えて使いやすさや機能性を左右する重要な機能面の向上が図られています。これを皮切りにMicrosoftは3年ごとの大幅なOSのアップグレードをやめ、時間を空けずに小規模なアップグレードを繰り返す方針になるようです。
ユーザーニーズに沿った改善
バグ修正やパフォーマンスの改善以外に、Windows 8.1の特徴としては次のような機能があります。
スタートボタンの復活:Windows 8に寄せられた大きな不満のひとつとして、スタートボタンの消滅が上げられます。Windows 8.1は左下にスタートボタンが表示されるようになりました。ただし、従来通りの機能ではなく、クリックするとスタート画面に切り替えられるというUIインターフェイスとデスクトップの橋渡し的な存在になっています。とはいえ、スタートボタン上で右クリックすればメニューが表示され、シャットダウンや再起動などもスムーズに行えます。
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起動時にデスクトップモードが選択可能に:ビジネスシーンでの利用時など、スタート画面を起動する必要がない場合に備えて、起動後すぐにデスクトップ画面を表示する設定も追加されました。設定はタスクバーのプロパティから変更可能です。
ホーム画面の変化:Windows 8.1では、2つの新たな動的タイルサイズが追加され、タイルのサイズが計4種類になりました。ドラッグ&ドロップで移動もできるなど操作も簡単です。またホーム画面の背景には、デフォルトの画像以外に好きな画像を設定することもできます。
全てのアプリを表示する方法が簡単に:スタート画面左下にある「↓」を押すと、全てのアプリを表示できるようになりました。
スナップ機能が進化:Windows 8にも搭載されていたスナップ機能ですが、サイズの変更ができるようになりました。また3つのアプリを同時に起動できるなど、利便性が向上しています。
検索精度の向上:検索機能はWindows 8でも問題はありませんでしたが、さらに機能が向上しました。チャームからの検索が、アプリやファイルの検索だけでなくBingによるウェブ検索もサポートしています。また、検索チャームをデスクトップと同時表示することもできるようになりました。
SkyDriveとのスムーズな同期:デスクトップのエクスプローラーから直接SkyDriveにアクセスできるようになりました。今後はもうSkyDriveにアクセスするためにこれまで必須だったアプリを用意する必要はありません。またオフライン機能に対応しているので、ネットに接続していないときでもファイルを編集できます。
そのほか、Windows 8.1には Internet Explorer 11が搭載されており、使い勝手が向上しています。
結論:Windows 8.1はカスタマイズの幅の拡大および機能の向上などユーザーにより多くのオプションを提供しています。起動時にスタート画面を表示させるか、デスクトップを表示させるかを好みで選べるようになった点にもその姿勢は見られます。Windows8のリリース以降、ユーザーの意見を収集することに費やしてきた多くの時間と労力が、ここに結実したと言えるでしょう。
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