RealPlayer Cloud for Windowsは、RealMedia（リアルメディア）形式をはじめとする動画・音声の再生に対応した無料のメディアプレーヤーです。1995年のリリースから多くのユーザーに利用されています。RealMedia形式はストリーミング放送によく使われているファイル形式で、低ビットレートでの音質が良いのが特徴です。RealPlayer SPはRealMedia形式（RMやRAM）のほか、50種類以上のメディアファイルを再生できます。また、RealPlayer SPはダウンロードや変換機能も追加されるなど、プレーヤーの付加価値を高める方向で開発されたメディ アプレーヤーです。このたびのアップデートで、動画専用クラウドサービスの「RealPlayer Cloud」と連携し、より使いやすさが重視されています。
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RealPlayerのインターフェースはグレーを基調とした横長のデザインで、再生画面の下に操作パネルが配置されています。再生、早送り・巻戻し、チャプター送り・戻しといった基本的な操作は、画面下部のパネルで行います。RealPlayerが過去のバージョンと異なるのは、対応するファイル形式が一気に増えたことでしょう。リアル形式をはじめAVI、FLV、MP4、MOV、VOB、WMVなど多数に対応しています。
またRealPlayerでは、PC内に保管された音楽ファイルや動画ファイルを「ライブラリ」として一元管理することが可能です。iTunesやWindows Media Playerではすでに実現している機能ではありますが、古くからのRealPlayerファンにとっては待ちに待った機能と言えるのではないでしょうか。
ただ、インストールに要する時間が10分以上かかってしまうのは、他のメディアプレーヤーと比べるとマイナス点です。また、動画・音楽の配信サービスへの誘導がたびたび表示されるのも、操作を迷わせることになるため、あまり感心できません。ポータブル音楽プレーヤーとの接続にも対応していない点も残念です。
RealPlayerはRealMedia形式の再生を得意とする、多機能なメディアプレーヤーです。
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