関西弁Windowsは、Windowsのメッセージを関西弁やその他の日本語に変えてしまうソフトです。地方出身者にとって、標準語に囲まれて暮らすことはストレスの種かもしれません。せめて、いつも使うWindowsにはお国の言葉で話してもらいたいというときにお勧めなのがこのソフトウェアです。Windowsからのメッセージを、様々な方言や話し方に変換して表示してくれます。
関西弁Windowsはタスクトレイに常駐し、システムからのメッセージを方言などに
変換します。変換することができるのは、Windowsや各アプリケーションが共通して利用するメッセージです。例えば、変更済みのメモ帳を閉じようとすると、通常、「ファイルは変更されています。保存しますか?」と表示されるのが、「変更されとるでー。保存したろか?」となります。ただし、アプリケーションが独自に発するメッセージには対応していません。
関西弁のほか、三河弁や津軽弁、ツンデレ語、やる夫語など18種の言葉(?)に変換することができます。初期設定では、インストール直後から関西弁が表示されるようになります。ほかの言語にしたい場合は、タスクトレイのアイコンを右クリックして設定を変更しましょう。また、関西弁の中に気に入らない訳語があった場合などは、その部分だけ標準語にもどすこともできます。
関西弁Windowsは、田舎を離れ、標準語に囲まれて生活をしているユーザーに癒しを与えてくれる温かいソフトウェアです。しかし、「はい」「いいえ」がそれぞれ「ええで」「あかん」となるのは理解できますが、「キャンセル」が「なんでやねん」と翻訳されているのは関西人の筆者としてもやや戸惑いを覚えます。「あかん」と「なんでやねん」を間違えてクリックしないことを祈ります。
関西弁Windowsは、Windowsの表示メッセージを様々な言葉に変換してくれるソフトウェです。開発元では、翻訳協力者を随時募集しています。「おらがくにの言葉がねぇだ!」という人はぜひ立候補してみましょう。
ダウンロード 関西弁Windows 0.58 in