Windows 8.1 Previewは、Windows 8で初となるメジャーアップグレードです。パフォーマンスの向上に加え、デザイン、使いやすさ、機能性など主要な改善が含まれています。これを皮切りに、マイクロソフトは3年ごとの大幅なOSのアップグレードをやめて、時間を空けずに小規模なアップグレードを繰り返す方針になるようです。
※64-bit版は
インストール時の注意事項
Windows 8.1 PreviewのISOイメージファイルをインストールするには、以下のプロダクトキーが必要になります：NTTX3-RV7VB-T7X7F-WQYYY-9Y92F
インストールする前に、次の点に留意してください
※ISOを使ってインストールを行うと、全てのアプリケーションやプログラムが削除されます。そのため、システムのバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
※ISO を使って Windows 8.1 Preview をインストールした場合はPC の回復パーティションを使っても以前のバージョンの Windows に戻すことはできません。以前のOSに戻す場合は、 PC に付属していたリカバリメディアまたはインストール メディア (通常は DVD メディア) を使って再インストールする必要があります。インストール前にWindows 8のリカバリメディアを作成しておくことを強くおすすめします。
（以上、公式ページより抜粋）
ユーザーニーズに沿った改善
最初に述べておきたいのは、Windows 8.1 PreviewはWindows 8.1へのベータ版であり、今後も引き続き改良の余地があるということです。Windows 8.1 Preview（および最新のWindows 8.1）は、Windows 8のライセンスを持っていれば、無料でアップデートができます。典型的な「バグ修正とパフォーマンスの改善」を除き、Windows 8.1には次のような機能があります。
スタートボタンの復活：Windows 8に寄せられた大きな不満のひとつは、スタートボタンが消滅したことでした。Windows 8.1はスタートボタンが戻る方向に進んでいるようですが、今までの見慣れた形ではありません。単にUIインターフェイスとデスクトップの橋渡し的な存在として復活するようです。ユーザーにどう評価されるか、今後の動向に注目です。
起動時にデスクトップモードが選択可能に：PCの起動時にUIインターフェイスのタイルを見たくない場合には、デスクトップモードを選ぶことができます。
ホーム画面：Windows 8.1 Previewでは、2つの新たな動的タイルサイズが公開されました。エクストラスモールサイズと、エクストララージサイズです。また、今後はホーム画面の背景にデフォルトの画像だけでなく好きな画像を設定することができます。
Apps view：今まではチャームから「検索」を選択すると全てのアプリケーションがリスト表示され、やや雑然としていました。しかしながらWindows 8.1 Previewではアルファベット順はもちろん、カテゴリー、日付、使用頻度の高いものなどに並べ替えることができます。
スナップ機能の改良：Windows 8に欠けている大きな機能の一つが、2つのアプリを並べて表示できる機能でした。今までは左側にドッキングするか、右のドックに表示させるしかオプションがありませんでしたが、これからは「スナップ機能」により、アプリの表示サイズを自由に変更でき、2つのアプリで画面を共有できるようになりました。
検索精度の向上：検索機能はWindows 8でも問題はありませんでしたが、さらに機能が向上しました。全ての検索結果がカテゴライズされた状態で一覧表示され、検索メニュー内からメディアファイルを再生することもできます。
SkyDriveとのスムーズな同期：今後はもうファイルやフォルダーを同期させるために別のアプリを実行する必要はありません。
新しいデザインのWindowsストア：多くのユーザーから臨まれていた、デザインと使いやすさを両立したつくりに変更されました。
新しいアプリの登場：Bingフード＆ドリンク、Bingヘルス＆フィットネスなど、新たなアプリも登場しています。
そのほか、Windows 8.1 Previewには Internet Explorer 11が含まれており、Microsoft次期ブラウザーのベータ版も試すことができます。
Windows 8より魅力的で、より使いやすく
Windows8のリリース以降、Microsoftはユーザーの意見を収集することに多くの時間を費やしてきました。そしてこれらをユーザーエクスペリエンスの向上につながるアップグレードのために生かしてきたのです。この意味において、Microsoftの努力は結実したと言えるでしょう。Windows 8.1 Previewは個人的なカスタマイズおよび機能レベルの両方でユーザーに多くのオプションを提供しています。UIインターフェイスか、従来のデスクトップかを好みでを選べるという点にもその姿勢は見られます。
ベータ版であることに留意してください
パフォーマンスのレベルについてはあまり大きな違いは感じませんでしたが、これがまだベータ版であることを考慮に入れると、これからの可能性は十分にあると言えるでしょう。
今後の展開
Windows 8.1 Previewは、ユーザーからのヒアリングを基調としていく方針と、より頻繁に製品アップデートを行うというMicrosoftの新たな戦略を反映しています。新たに追加された機能の多くは、最初からWindows 8に搭載されているべきであったものとも言えますが、今後の展開も含め期待が持てそうです。
ダウンロード Windows 8.1 Preview 6.3.9431 32-bit in Softonic